戦争が終わり主人公が2人と暮らす様子をずっとこのまま見ていたい、と思うくらい温かい疑似親子、世話焼きお向かいさん、楽しい仕事仲間で、これはこれで映画作れそうなくらい人間ドラマがきちんとしていました。なのにゴジラ映画としても成立していて、世間が大絶賛するのがわかります。ゴジラがフルCGだからこそ表現できた、逃げ惑う人々の上をゴジラの足が踏み抜くシーン。過去見たゴジラのどれよりも絶望感がありました。ゴジラだしなーと思って見に行くまでに時間がかかりましたが、ゴジラ映画でなく、ひとつのすばらしい映画として見に行くに値する映画だと思います。