あさ

ゴジラ-1.0のあさのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.8
面白かった!!
公開前から話題性抜群で、実際に公開されてからも大絶賛の嵐、相当にハードルが上がった状態で観に行ったものの、マイゴジはそれすらも踏み潰して行った

なによりもゴジラが本当に怖い!恐ろしい!
開始数分から勿体ぶらずにゴジラを披露、敷島と因縁を作り出す
個人的に一番は最初に海でエンカウントした際に船の下からザブーガブーっとね…いったあのシーンね、こわかったよね…
その後も船に後ろからガブガブ近づいてきてね、実質ジョーズでワクワクしたよね
VFXは言う事無しの白組クオリティ、ハリウッドも目ではない
海でのサイズ感演出は本当に感心したし恐ろしかった
初代を意識した銀座上陸シーンも「ゴジラといったらこうだよね!」という徹底した破壊ぶり
戦後すぐの復興中の日本にはあまりにも泣きっ面に蜂

ドラマパートもゴジラ映画とは思えんほどしっかりしていて(おいおい)、もちろん世間で言われているように気になることがなくはないですけども(演技が過剰、ゴジラが生物らしくないなど)、アルキメデスからの山崎貴の正統進化として素晴らしい出来でした
劇場で、大画面で見上げるのがとてもよかった
「劇場で映画を"体験"した」満足感


人間ドラマに偏重したのはそれを完全に切り捨てた『シン・ゴジラの次作』として正しいアプローチだった
最後のご都合主義とか、あのゴジラが最後の一匹とは思えないとか、ありがちだけどね
制作期間が開き、シン・ゴジラが国民的ヒットを飛ばし、モンスターバースでハリウッドでも大暴れ、もはやジャンル映画に戻れなくなりつつあるゴジラの明日はどっちだ
あさ

あさ