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ゴジラ-1.0のtdo12のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.1
山崎貴監督•脚本作。
戦時中にゴジラが現れて、また何年かして首都攻撃する事件が起き、主人公の中でまだ終わっていない戦争を終わらせるために特攻に挑む物語。

期待値が高かった分、正直、ストーリーに厚みがなく単純な怪獣退治に終始していたので、どうしても『シン•ゴジラ』と比較してしまい、このぐらいの点数に。
原爆実験との絡みなどもとってつけた感じで入れているだけ、神木くんはじめ、キャスト陣も本当は素晴らしい役者なのに、これは監督の演出のせいなのか、表面的なものしか感じられないオーバーめな薄いお芝居が多く、感情移入できない。
戦争云々とか、特攻拒否とか、こんな軽く描けるものではないとも感じた。

CGはさすが白組だから、国内最強レベルであり、所々違和感あっても気にならないレベルで素晴らしい!
そこをシンプルに楽しむ作品だと思う。
『シン•ゴジラ』にあったような、なぜゴジラは生まれ、日本を襲うのか、最後どうなってしまったのか、など、観客に考察させる映画ではないので、そこを抜かせば映像としては楽しめる。
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