@TOHO六本木ヒルズ
映画館を出ても、なんかどこからか「ゴジラが襲ってくるんんじゃないか？」なんて感じるほど、しっかりインパクトがあった映画でした。これだけNET配信が進んでいる時代。映画館で映画を観る意味の1つには、やはり家では感じる事の出来ない音や映像の迫力を全身で体感できる事は重要だと思います。ただ本作はド派手なアクションだけでは無く、人情味あふれるドラマとして物語もしっかり有り。また戦後まもない日本を舞台にしてしっかり訴えかけるテーマも有り、素晴らしい作品だと思いました。しかもそのどれもが私のような鈍感な者にもわかりやすく、特に構えて観る必要もない娯楽でもあると言うのも素晴らしいです。
私は特にゴジラファンという訳では全く無いのですが、何本かは劇場で観た記憶が残っており、ゴジラvsビオランテとゴジラvsモスラがすごく印象に残ってます。そのイメージからすると、凶悪怪獣と言いながらもやはり主役でも有るゴジラは、
どちらかと言うと良いヤツとまでは言えないですが味方に見えましたが、本作のゴジラには初めて恐さと言うものを感じました。
山崎監督はシン・ゴジラをかなり意識したとおっしゃってましたが、さて「シン」も観た私の評価はどうだったのかな？と振り返ってみたら、4.0とまぁまぁ高得点を付けてました。しかしベクトルが違いますが、私の中では本作の方がより面白かった気がします。
まさかゴジラで身を乗り出して、「いよいよ決戦だー🤛」とかブレイブハートみたいな事に自分がなるとは全く思ってませんでしたが、それだけ感情移入しやすい作りだったと言う事だと思います。
そう言えば個人的に安藤サクラさんの作品は基本全部観に行ってるのですが、ゴジラに出ているのは直前まで気付きませんでした😅あまり情報が公開されていなかったのも有りますが、これも情報統制でしょうか？最初、登場役者さんのラインナップも渋いなぁとパッと見た時に思いましたが、なんのなんの。浜辺さんがあの若さで昭和感バッチリなのもスゴいし、佐々木蔵之介さんも効いてるし、ゴジラ以外のドラマPartも安っぽく無かったと思います。
そしてタメにタメた後のゴジラのテーマ
。あのテーマは当初かの設定からはずれてきていますが、ゴジラが登場する時では無く、初代では人間がゴジラと対戦する時に流れたテーマであったようで、きちんとゴジラ作品へのオマージュも有るようです。
盛り上がったところで登場したゴジラのテーマ。そして「カミカゼ」の是非を問いてるようなテーマ。感動のラストで涙。
もう一度観に行きたいです！
「生きて、抗え」
