salmondaisuki

ゴジラ-1.0のsalmondaisukiのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「情報統制はこの国のお家芸」
「生きろ」(①典子の親が焼けながら言ったセリフ②神木くんに脱出方法を伝えたときの青木さん)
「この国の未来はお前に託した(ちょっと違うかも)」

絶対映画館で観てよかった、えぐかった。えぐいえぐいえぐい。
音が良すぎる。効果音もエンドロールも最高だった。今日観たものとの対比でさらにえぐい。

見終えた直後の今、まだどきどき、鼓動が早いし息が浅くしか吸えない感じ。とんでもないものを観た、えぐい。

とりあえずの箇条書き
・神木くん死ななくて本当によかった。青木さんがかつて神木くんが生き延びたことを恨んだ青木さんが、生きろと神木くんに伝えて脱出装置を教えたの胸打たれる
・神木くんが特攻していると思った時とか、基本的に終始誰かの生命がかかっていると思うたびに、大した知識もないくせに(まじかすすぎる自分)、勝手に、ノンフィクションの世界で、何の罪もない中命の危険に晒されたり、実際に命を奪われているガザやウクライナの人に思いを馳せた。神木くん1人も死んでほしくないし、海軍の有志?のみなさんも死んでほしくないし、ウクライナの人々もガザの人々も死んでほしくないと強く思った。勝手に重ねて泣いた。人が死ぬってとってもとっても苦しいことだ。いやだ。
・計画が機能しきらずに終わってから、助けに来る展開、めちゃくちゃMaverick。
→と思った直後、(もちろん生きてて超嬉しかったけど)生きてた典子との再会に、神木くんが泣き崩れて喜ぶ展開まで、すべてひっくるめてマーベリックすぎた(→私的思い:最高の友情、団結を見せた後、恋愛的に締める、これが映画のお家芸ですか。どこまでいってもロマンティックラブ、しんどいなおい)(もちろん、典子がきゅうにしきじまのもとに、拾い子と住み着くという流れはごりごりロマンティックラブイデオロギー✌️みたいな感じではなかったけど、最終的には、典子をなんで嫁さんにしてあげなかったんだ?!可哀想だろ?!→俺だって自分の戦争終わらせられてれば既にそうしたかったんだよ!!みたいなの→感動の再会みたいな流れがこう感じさせた)
・佐々木蔵之介が浩之さんに似てるって劇中に気づく
・はじめにも書いたけど、とにかく終始音がいい、最高に良い。響く響く沁みる沁みる。はじめ、ゴジラが叫んだとき、うるさあああって思ったけど、この音が必要。ゴジラが銀座に現れて立ち上がった時の音と、ゴジラとの海でのシーンでの音?というかゴジラの登場曲?がえぐすぎ。沁みる沁みる。もちろんゴジラは怖いけど、あの音と共に現れられると、のってしまう。あの瞬間に関しては手を上げてのりたくなった。ぶちあげ。
・生きろ→生き残ったやつは生きろ。生きる。
・"自分の戦争は終わっていない"という感覚。→たしかにこんなもん背負って生き続けるなんてつらすぎるよなあと苦しむ。
・ロマンティックラブ的回収のされ方で、ちょっとおい〜となったのは確かだったけど、しっかり胸を掴まれ(like literally 掴まれ)、どこかから涙とまらず。すごい映画だ。絶対に映画館で観た方がいい、えぐ映画。すごいすごい。

今日のメインは、正欲のはずだったし、ゴジラを観るかは正直迷ってたけど、ぜったい観てよかった。えぐい。
他のゴジラ作品も観てみたいと思った。(けど、やっぱりテイスト違いすぎるのかな?わからん、そこは要検討です)