カトー

ゴジラ-1.0のカトーのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.8
Living

アメリカでヒット&批評家絶賛ってことで急遽劇場で鑑賞。ちなみに邦画を映画観で観たのは20年ぶりくらい。

特に期待もせず、ニュートラルな感情で観た結果シンプルに面白かった。そう、フツーに面白かった。邦画アレルギー持ちだけど、楽しめた。

VFXは評判通りのハイクオリティだし、意外にも神木君の演技が芯に迫る感じで大変よろしかった。邦画で苦手な空元気さは一切なく、PTSDを患った兵士の空気感みたいなのをうまく表現できていたと思う。主役に対して好感を持てたからかドラマパートもスンナリ消化できて、説明過多セリフとかわざとらしい感情表現みたいな邦画あるある的ノイズがラッキーなことに自分には一切聞こえてこなかったのがびっくり。

ゴジラの絶望感はハリウッド版以上だし、
目玉の銀座破壊シークエンスは人も物も景気良く破壊してくれてカタルシスを十二分に得られた。放射熱戦のギミックもカチカチする様子が気持ちよかった。メカ好きには堪らんね。

極端な日本批判も賛美もなく、テーマ的にもいい塩梅だったと思う。(「役に立つ」ってセリフはだいぶ気になったけど) アメリカでヒットしてるのも納得のザ・エンタメでした。
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