やっぱゴジラは映画館のスクリーン、音響で観るべきだったんだなあ。
封切りからだいぶ経ってしまったので少し小さめのスクリーンでしたがそれでもとにかく迫力が凄かった。
ちょっと近過ぎるかなというくらいのスクリーンの近さだったのがむしろ良かったのかも。
あんまり考えてなかったけど邦画で助かった。洋画だと字幕に目線が行っちゃうもんな。
「シン・ゴジラ」とは違うベクトルの、令和の日本製ゴジラ。ゴジラの体格はハリウッド製のに近いのがちょっとアレだったけども。
作品内の時代が戦後間もなくという事で、いや幾ら何でも敗戦直後の焼け野原にゴジラ上陸とか泣きっ面に蜂どころの騒ぎじゃないですよ。
ゴジラ初登場はかなりあっさり、急に出てくる。しかも若くて小さめ。でもミニラじゃないよ。体長15mくらいで凶暴で恐ろしい。動きはちょっとジュラシック〜っぽかったな。その後数年してとんでもなくでっかく成長したゴジラ、本州上陸。
日本製映画のゴジラって登場人物達が割と早い段階で巨大怪獣の存在を受け入れるんだよな。そんなバカな!?の時間がすごく短い。
とにかくでっかい図体で暴れるだけで大ごとなのに、お馴染みの放射熱線がまあ恐ろしい。下手したらシン・ゴジラのヤツより破壊力が凄まじい。例の背ビレガコンガコンも来るぞ来るぞ感があって怖い。
こんなヤツ相手に、亜米利加さん占領下の日本は思うように兵力を使わせてもらえず、当の米国さんはソ連を刺激したくないからとか訳の分からん理由で一切協力してくれないから、民間で対処するという信じられない設定。
知恵を絞って元海軍の人達やら武装解除された元駆逐艦とかを使って何とか撃退作戦を決行する。
ドキドキワクワク、コワ楽しい!
映像も十分美しくてリアリティがあってCG感はさほど感じられなかったな。特に船の描写は実物感が凄かった。
個人的に好きだったのは、主要キャストの7人くらいを除いて脇を固める人たちが、重要な役回りも含めてそんなに有名じゃない俳優さん達だったこと。若い人達や美男美女に偏っていないリアル。だけど皆さん素晴らしい演技だった。
有名人バイアスが無いことは物語に集中できて善きです。
しかしまあ…
山崎監督作品嫌いな人は本当に嫌いなんですねー。コメント見てると辟易する。