元旦の10:30よりロンドンの映画館にて視聴。英語字幕付きの日本語音声。
観客は我々を含めて7人。
わたしはこの70年続くゴジラシリーズを今作品で初めて観た。
本作品は海外で公開する意義が大いにあると思った。
なぜなら、戦中、戦後の日本人のものの考え方、戦後の焼け野原、復興していく銀座、当時の人々のファッションや風俗、お店や家の明るさの加減等、わたしの知る限りでは違和感なく表現されていたからである。
配役がとても良かった。皆、かつての日本人ぽかった。とは言え、今の日本映画、ドラマ界は神木隆之介と安藤サクラ頼みなのかしらと思ってしまった。
橋爪功がチラ映りしていたのも良かった。
ストーリーに引き込まれた。心がいっぱいになり、伊福部昭作曲のあの曲がついに流れたときは涙がこぼれた。
和光が壊されたのには不謹慎ながらちょっとクスリとしてしまった。
わたしの親は戦争を知っている世代なのだが、リアル焼け野原をしっている人々がなぜゴジラを見たがらなかったのかがよくわかった。