このレビューはネタバレを含みます
戦後と言ってもまさか終戦直後にこんなのが来たらもう堪らないだろうなという絶望感。シンゴジラと比べて設備がない中での如何にこの大怪獣をどうしたらいいのかという絶望感がすごく大きい。差し迫ってくるゴジラは正しく「死」そのものであり、それを戦時中と絡めることでより一層現実味のある死の恐怖と絶望を感じられる。
少し思ったのが海軍は五体満足で帰還できた人ばかりだったのだろうか?ということとゴジラの光線(その後黒い雨が降っていたから核放射線ではと思う)の熱風で吹き飛ばされたにしてはノリコに火傷跡がなかったのが綺麗すぎるのと、放射能度を思うとせっかく生き残った彼らに待ち受ける運命を憂いてしまう。