ゴジラ映画史上最もインディペンデンスデイ的映画だった。オールウェイズ+永遠のゼロ+ゴジラ?
シンゴジラが廃した人間ドラマパートがふんだんに盛り込まれ、シンと-1.0で対になっている。
役者の喋り方の演出(早口感や近しい間柄でも敬語)も戦後直後の映画を目指した?(上手いか下手かはさておき)
戦後直後の国鉄モハ1形のモーター音やテレビの実況もニュアンスが出ていて、細かいディテールへのこだわりが全体を大きく底上げしている。
時折、泣かせにかかる演出やご都合主義的展開も見られるものの、その欠点を補って余りあるCG描写が素晴らしい。
雪風など、実際に生き残った駆逐艦や活躍できなかった幻の戦闘機・震電の見せ場があるなどそれだけでも胸熱展開。
メーサーも良いが、リアル兵器が活躍するのがとてつもなくカッコいい。
ゴジラが熱線を吐く演出を大画面で観るだけでも価値がある。
全体のカメラワークにCGゲーム感が随分とあり(極端な寄りからの長回しなど)、3Dゲームネイティブ世代が続々とCG映画業界に入って力を発揮していることを実感(白組の若手も自作でCGゲームを作ってたとのこと)
この新たなCG映像美は日本のゲームが育てたと言っても過言ではないのかもしれない。