円谷のような特撮の味もチラッと感じさせる箇所もあったが、賞をとったVFXはさすが素晴らしかった。
ストーリーも起伏に富んでいて最後までだるさもない。(その偶然はないだろと遭遇シーンに突っ込みはしたが)
反戦のメッセージや特攻への批判も少しだが入っていると感じられたし、
全体的にバランスが取れた面白い映画だった。
ネタバレ
神木がゴジラにビビって攻撃できなかった最初のシーンに、逃げたとか腰が抜けて何もできなかったという負のイメージがもっとあればよかった。なにか爽やかすぎてトラウマとしての重さが足りない気がした。
あと、どうせフィクションなのだから漁船たちの応援シーンに女性船長がいても良いのに。戦争で死んだ夫の残した船を必死に守る人もいたのでは？女性は世話をするか守られる存在という古典的役割のみだった気がする。
(それにしてもやはり特攻という存在を美しくカッコよく描いている。その厳しい真実を知っておくために、この映画とは別に昔の映画やノンフィクションも見ておくべきだと思う)
