Tsunayama

ゴジラ-1.0のTsunayamaのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞受賞されたという事で、夫がひとりで観に行ってきていい!?とひとり映画してきて、感想を聞くと、これは絶対私も観にいくべき、と言われて2人で改めて観に行ったんだけども、ドルビーシネマで、しかも1番前(リクライニングシートで観られるので)で観たからか迫力が凄くて、ドルビーシネマ凄!!!となった。

映画自体も、戦後の舞台設定も良かったし、登場するキャラもめちゃくちゃ良かった。
安藤サクラ、最初嫌な感じの役でショックだったんだけど、なんだかんだ言いながらめちゃくちゃ支えてくれるすごく良いキャラでほっとした笑

序盤からノリコ・アキコと出会ったくらいまでは、何ともしんどいなぁと思いながら観てたんだけど、敷島がいい仕事が見つかった!って言った仕事は危険だらけの仕事で、実際木造の船で愕然としてる敷島を見て、またしんどい展開続くんかと思ったけど、乗組員に、佐々木蔵之介さん、吉岡さん、山田裕貴が出てきた時、あ、これホッとしていいやつだ、ここでこの船の乗組員が全てエキストラだったらどうしようと思ったけど…と安心できる展開が来て、さらにグッと映画に引き込まれていった気がする。

私そもそもゴジラに申し訳ないけどもク○ほども興味がない人間だったんだけども、この映画を見て、めちゃくちゃ良かったと感動した。
なんかちょっと…戦後でゴジラってどうマッチするの?なんか違和感ありまくりじゃない?って斜に構えてしまってたけど、迫真の演技力とストーリー展開に全然違和感感じず最後まで鑑賞できた。

最初ゴジラが東京に上陸した時のあの音楽。
2回目、みんながゴジラと対峙する時にまたかかったあのお馴染みの音楽。
もうめちゃくちゃ鳥肌。
圧巻の音楽、映像、本当に感動して鳥肌立ちっぱなしw
これ私も演奏したい😖😖😖って気になったけど私クラリネット笑
金管楽器は本当にこういう時かっこよすぎて痺れる(死語?笑)
でもゴジラと言えば?、このテーマソングもかっこいいんだけど、自衛隊出動のテーマもかっこいいよね。
私はそっち推しなんだけども、この頃はまだ自衛隊がいない時代だったので聞けなかったのがちょっと残念笑

さらに話が加速していって、民間で集まって開かれた作戦会議。
そこからのゴジラとの対峙。
あーこれ男性は凄く好きというかワクワクするやつだろうなぁと思いながら観てた笑

でも作戦会議から、いざ決戦へとなった時、なぜか泣けて泣けて仕方なかった。
敷島が操縦桿の近くにノリコの写真を飾るんだけど、実際に特攻へ行かれた人達はこうやってみんな写真を飾って、最後にみた景色は家族の写真だったんじゃないか…とか、自分の大切な人の写真だったのでは…と思うと本当に涙が止まらなかった。

今、台湾有事などで日本もいつ戦争に巻き込まれるやわからん…みたいなのもSNSで聞くけど、本当に戦争って繰り返しちゃダメだと思ったり、特攻なんてもう本当に絶対ダメ、でもそうせざるを得ない状況になった時、こんな風に士気が高まってしまうのか…?等も考えてしまった。

話を戻して、ゴジラの熱線とか本当にドルビーシネマで見ると、最大の爆音がする時、耳がこもる感覚になって、なんかそれが逆にリアルで怖かった。
ただ、ゴジラ、案外つぶらな瞳すぎて、相模湾に沈められる時とか何故か心苦しくなって、あかんあかん、ゴジラは悪いやつ…と思うようにしてる自分もいたww
(どこに感情移入してんねんww)

個人的に橘さんも凄く素敵だった。
吉岡さんが作戦会議の時に語った、戦時中の戦闘機にはそもそも必要最低限の脱出口もついてなかった、という言葉が、ここに引っかかってくるんだね!!!と感動した笑

本当に…良かったなぁ。
全く興味ないジャンルで凄くハマってしまった。
アカデミー賞受賞そりゃ獲るくらいの映画だなと思った笑

完璧余談だけど、山崎貴監督、うちの父上に少し似ているwww(育ての方の父上)
Tsunayama

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