あご

ゴジラ-1.0のあごのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
1.0

私がゴジラ映画を観たのは
記憶が確かなら小学校に上がったか
上がらないかくらいの歳の頃。

父親と一緒にそれこそ2本立てで
立ち見も出来ちゃう時代の映画館で
白黒のゴジラを観たのが最初で最後。

マグマに落ちていくゴジラに
大号泣した思い出……


随分話題になっていた作品が
早くも配信で観られる様になり
少々遅れ気味とはいえ早速
流行りに飛び乗ってみたワケですが
正直なとこ『え?これが何で?』って
気持ちでした (ほんとごめんなさい)

登場人物全員に言える事なんだけど
なんか魅力が無いと言うか
深みが無いと言うか
言う事なす事、
ぜんぶがわざとらしくて
ほんとシラケてしまった……

なんなの、この安っぽい台詞回し。


あ、もしかしてコレって、
脚本と演出に難ありのパターンですか?
(この監督の他作品を観たことが無い)


も〜さ、
主人公、どうした?って言いたくなる位
性格悪くて人格疑っちゃうレベルだし
色んな所は ご都合主義な展開だし
最初からずーーーーっと (°⊿°`)
こんな感じで観ていたわ。


別にリアリティをこの類の映画に
求めているわけじゃないけど
それでも人間が出てくる以上、
人間が絡む所はリアルを感じられないと
観てるこっちとしては
感情移入が出来ないワケですよ。


まだ子供とはいえ、
言葉も理解出来る位の歳の子を前に
俺はお前の父親じゃ無いとか
典子は勝手に住み着いた女だとか
わざわざ言わんでも良いだろ?

橘を呼び付けるのにも
わざわざ悪態ついた手紙を書いて
こうすれば彼は絶対来てくれるはず!とか
あんたの思考回路どうなってんの?!
話でしょ?

主人公だけじゃなくて他の人も
ちょいちょい
え?それどうなの?って感じだし…


例えばだけど、
政府機関で作戦会議してるシーン。

絶対生きて帰れる保証は無い中で
"とりあえず出来る事"を
"誰かがやらねば"となった時、

おそらく大抵の人達は
大切な家族がいる!
死にたくない!
やりたくない!と
あの場を立ち去ると思うんだけど、

残った人達が こぞって
『しょーがないよなぁ 笑』
『戦時中よりはマシだもんなぁ 笑』
って言ってるのが
めちゃくちゃ他人事っぽく見えて
死を覚悟した連中の態度とは
到底思えなかったワケですよ。


圧倒的パワーのゴジラを前に
絶望的状況でいよいよ死を覚悟する
どん底な展開が観られるのかと思いきや
なんや!あのご都合展開!!

んでもってパラシュート!!

ギャグシーンかよwww
どっちらけだわwww

あの敬礼も意味不過ぎて はぁ?



最後も典子が生きてるって…ねぇ…
(失笑)


まぁ、別に分かりきってたご都合展開、
こちとら これっぽっちも
驚きゃしなかったし
はいはい…って感じだったけどさ、
あのシーンで子供泣かさずに
いつお涙頂戴する気だったのよ?
(笑)




~以下 1人突っ込み~

・典子の握力、腕力が狂人レベルだった

・銀座が大惨事の中、すぐ
典子を見つけられる敷島が凄かった

・ゴジラ、だいぶ沖合の筈なのに
足も短い筈なのに綺麗に直立してた

・最後は黙ってやられるのを
待っていてくれたゴジラの優しさに涙



~ひと言~

スコアはぶっちゃければ
この題名に因んで-1.0にしたい気持ち



~追記~

役者さん達は皆
良いとこ揃えてるなぁと思って
観てたけど、何故だか全員が
大根役者に思えるほど
演技がクソ寒かったのは
やはり脚本と演出がクソ過ぎ。
という解釈でよろしいですか?
あご

あご