このレビューはネタバレを含みます
アマプラで配信が解禁されたので早速鑑賞。アカデミー賞の受賞もあり、評判の良い本作。期待はしているものの、敗戦後の日本にゴジラが出現するストーリーと聞いて、本当に面白いのか？と、なんか疑っていた。しかし観てみたら、実に映画の王道らしい作品で面白かった！開始早々にゴジラが出現、そしてその凄さが、「ALWAYS三丁目の夕日」を観た時の様なインパクト。完全に掴みはO.K。敗戦でどん底の日本を襲うゴジラが最悪。この設定で正解だった。VFXも圧巻で凄い破壊力。ハリウッドにも負けてないぞ！なんと言っても、被害の瓦礫感、絶望感がハンパない。コジラの凶暴さもMAXだった。そして、それだけじゃなく、人間ドラマもしっかり描かれていた。御国の為に命を捧げるのが美しいとされた時代に、生きてしまった敷島の苦悩。生きなくてはいけないという典子。そして復興と共に死から生への意識の変化。野田の、命を軽んじていた日本の反省の弁には胸が熱くなった。このくだりは今も戦争をしている世界へ、反戦の意味も込められているのだろう。橘の変化にも現れているしね。この後からストーリーも、俄然盛り上がりをみせる。ゴジラとの最終決戦はなかなかの見応えだった。ゴジラとのせめぎ合いはシビれたし、人間のチームワークには熱くなった。敷島のハッピーエンドは正解だと思うが、典子については賛否ありそう。個人的には否だな。あの首のおかげでなら賛もありかな？続編もありそうだし…。
個人的には大満足な作品だった。
それにしても、浜辺美波は可愛いかった〜。なんか戦後の雰囲気にも合ってた気がする。
