ゴジラのCGやデザインはとても今風でよかった。アメリカにいる種類とは全然別ですね。ドラマ部分がなんとも見ていて恥ずかしいというか、代わりばんこにセリフを言い合うやり取りがとても苦痛だった。変な言葉ばかり言わされる佐々木蔵之介もとても不憫な役回りで気の毒。それがまた、ゴジラが目の前にいるのに呑気に代わりばんこセリフ合戦だよ。ゴジラがCGと知っているから、より恐怖感が何も感じなかった。この監督は毎回そうだけど、「戦後の辛い時期にさらにゴジラが来たらマイナスでしょ」っていう宣言文句とゴジラのCG頑張ろうしか考えていなかったのか、劇中では全然マイナス感はない。「よしニッポンよ、ゴジラをこの手で倒そう！」って毎回なってる。打つ術なし感ゼロな展開。マイナスはどこ行った。映画はね、ストーリーと演出だと思うんですよ。もう何より俳優があんなやり取りさせられてて気の毒。
