『死ぬ為の戦いでは無い、生きる為の戦いだ』今作は『生きる』がテーマなのかなぁと思いながら視聴。
そもそもゴジラに興味も知識もなかったが、先輩が感動した！というので、まだ上映館も多い中、早くもAmazonの配信を知って視聴。先輩のお勧めと山崎貴監督のVFXは好きなので。
主役はゴジラなんだろうが、敷島（神木隆之介）に泣かされた。生きたいという思いを責める日本は間違っている。脱出装備も無い、死ぬ為の特攻隊、生きて帰る事を否定される日本国って狂ってる。日本は命を粗末にする国だ、と野田（吉岡秀隆）に後に言わせてるが、その通り。そもそも私が戦争映画を嫌いなのはそこなんだ。特攻帰りの敷島自身の戦争が終わらないのも、自ら死ぬことから逃げた負い目と後悔。水島（山田裕貴）は直接戦争で戦いを知らないから美化しがち、その時代に必ず居たであろう人の一例。
今回は敗戦後、復興している最中、ゴジラの攻撃で東京はまたも、めちゃくちゃになる。アメリカにも頼れない、敗戦国日本は戦闘機を搭載できない軍艦で日本人の知恵と工夫でゴジラに対峙する。
山崎監督が得意とするであろう海のVFX技術とゴジラは凄い。背中から出る棘?が蒼く光のは放射能を溜め込んでいるのだろうか?
俳優陣も素晴らしかったけど、特に神木隆之介と吉岡秀隆には引き込まれた。
蛇足: ⚫︎戦争は嫌だなぁ。母と暮らせばでも、マチコが「生きていてごめんなさい」という場面があったけど。
⚫︎後で家人から日本よりアメリカで評判よかったらしいよ、と言われたが、放射能の黒い雨を見た時の私は凄く違和感があったけど、きっとそんな事思ってもいないんだろうなぁ、彼の国の人は、、と皮肉にも思った。
追記:視聴後、他の方のレビュー拝見すると、ゴジラ好きの方多いんだなぁ。ゴジラ好きの方はやっぱりゴジラに対するレビューが熱い。私のように、さ・ほ・ど、はやっぱりヒューマンドラマに目が行く💦
No.1287
