このレビューはネタバレを含みます
オスカーを取ったという期待を超えて面白かった。
一人の青年が自分の中の戦争を終わらせる為にゴジラと戦う話がメインストーリーだけれども、海神作戦に参加した名前のない全ての人々にとっても自分の戦争を終わらせようとしていたのではないだろうか。
ゴジラが徹底的に恐怖の対象と描かれていてとても良かった。ゴジラの目線が建造物ではなく人間に向いていることも、人を食わずに殺すことも生き物としての残酷さよりは知らないうちに化け物からの憎悪を向けられているようでゾッとした。
神木くんの演技もすごかった。銀座で全て吹き飛ばされたときのあの唸り声と目線が凄まじい。ゴジラへの怒りと自分がなにもできなかった口惜しさと悲嘆と何もかもがない混ぜになったような感じだった。
最後の痣不穏…！！
