桃の毛姫

ゴジラ-1.0の桃の毛姫のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
2.0
アマプラで鑑賞
最近この監督の作品を連続で見てるけど、この人の映画ってどれも感動的に盛り上げたいっていう部分を舞台劇みたいに全部セリフで言わせちゃうのよね。
本作もご多分に漏れず人間ドラマがクサくてもう少しどうにかならんのかと思った。

最後の脱出装置のことも橘が事前に主人公に言葉で説明してるし...
そこは、あえて脱出装置のことは主人公に伏せておいて、いざ特攻の瞬間に使うレバーが実は脱出スイッチでしたのほうが橘の「生きて帰ってこい」という心情がグッと伝わったはずでは?
あれだと主人公が助かる気満々で戦いに行ってるように見えるし、それまでの命懸けの決意が薄れちゃってない?
映画なんだから画で内面描写を語ってほしい。

あと、米アカデミーの視覚効果賞ってそんなありがたいものなん?
この監督って飼い主に褒められて尾っぽ振りながら喜ぶ犬みたいでほんと嫌。
米アカデミーなんて多様性の政治的な理由で選んでるだけだぞ。
日本人が作るゴジラだからこそ反核兵器のメッセージを入れられるはずなのにこの監督は表面的な戦争怪獣映画を撮って、アメリカに褒められて喜んでるってアンタそれでいいの?
そこ描かないならこの時代設定にした意味なくない?