アハト

ゴジラ-1.0のアハトのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.9
2024年54本目

初代のゴジラを鑑賞してからこの作品を鑑賞。
舞台としては初代のゴジラよりも前、戦後間もない日本。神木隆之介演じる敷島が戦地から帰還すると自分の家、両親が喪失していた。そんな中浜辺美波演じる典子とその連れ子が当てもなく彼と出会い、互いに生活していく。生活費を稼ぐために敷島は地上で言う地雷?のようなものを駆除する仕事を始めた。金を稼げるようになり、生活が次第に豊かになっていった矢先にゴジラが東京に現れ、復興しかけていた街並みをひたすら破壊していく…

自分の中にはゴジラというのはウルトラマンなどと同様の怪獣映画で、子供向けの映画であると思っていた。だが初代と本作を鑑賞することでどのイメージが完全に覆った。しっかり社会派の映画であって、非常に魅力的であった。戦後の日本に追い打ちを駆けるようにゴジラが銀座をほしいままに破壊の限りを尽くすシーンは茫然と眺めることしかできなかった。そのくらい役者の逃げ惑うシーンがリアルであった。
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