Arika

ゴジラ-1.0のArikaのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

1954年のゴジラを見たことがあり
それに近そうだなと思い鑑賞しました

まず驚いたのは
「映像の技術ってこんなに上がってるんだなー❗️」
でした😲‼️凄い〜‼️
リアルすぎてwアドレナリン全開で観ましたw

やはり東京初上陸の光線シーンは
恐ろしい…
爆風に、キノコ雲、黒い雨、放射能
完全に原爆ですね

ゴジラが生まれたのは
もちろん国民のせいではないのに
国は何もしてくれない

佐々木蔵之介の
「情報統計はこの国のお家芸だ」
のセリフも、まるでもって
今も続いている日本へ物申す一言だと
感じました。

アメリカも、日本も助けてくれなければ
やはり、国民ひとりひとりが
怪物に立ち向かわないといけない
重い……
日本国民の敵は日本政府か?と

ゴジラは終始無感情、無表情に見え
瞬きもなかったように思う
ただの虚無から生まれた怪物みたいで

最後の敬礼のシーンは賛否あるみたいですが

私的には
ゴジラそのものが
戦争に翻弄された
国民みんなの心のような気がしました

国家同士の戦いで生まれた
不条理で残酷な怪物ゴジラですが

国のせいで生まれた
国民みんなの
"負の思い"を抱いて生まれた怪物

要は自分達は一つも悪くないのに
親を失い、子を失い
障害を抱えたり
無事に帰って来たのに
非国民と言われたり
何一ついい事の無い中
怒り、憎しみ、悲しみを
抱えたゴジラを
民間の手だけで倒し
沈めた時。

敬意の気持ちが出て
当たり前だと感じました。

辛かったね
ご苦労さまと

最後ゴジラの亡骸が
蠢くのは…
今後への忠告でしょう。

もしかするともう…
令和のゴジラは
蠢き始めているのかも
しれない…

素晴らしかったです。
Arika

Arika