YasujiOshiba

ゴジラ-1.0のYasujiOshibaのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
-
アマプラ。24-72(24-71 はYTにて "Italiani, brava gente")。

いや、悪くないと思う。ちゃんと戦争批判しているし特攻批判もあるし、『オッペンハイマー』に対するカウンターの役割も果たしているんじゃないかな。なによりも、擬似家族を中心に置くというのがコンプラ的にもよろしい。

『ほかげ』もそうだけど、今あの時代を振り返る娯楽作としての価値を認めてもよいんではないでしょうか。オキシジェンデストロイヤーというよりは、水圧によって巨大生物をやっつけようというアイデアもよろし。特殊効果もアカデミー賞もとるほどの出来なんだけど、結局は金をかけるよりも、ストーリテリングのなかでの工夫が認められたってことだよね。

ちゃんと続編も予感させるのは、続編のあるなしにかかわらず、よし。

渡辺美波ちゃんは可愛くて良いし、神木隆之介の卑怯者ぶりも悪くないし、山田裕貴のあんちゃんぶりも、青木崇高の優しくも怒れるメカニックも、吉岡秀隆のへっぽこ博士ぶりも、安藤サクラの意地悪そうに見えて善良の隣人も、佐々木蔵之介の蔵之介ぶりも、楽しめました。

パチパチ。

それにしてもゴジラ、みんないろいろ考えてんねんね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴジラ_(架空の怪獣)#『ゴジラ-1.0』
YasujiOshiba

YasujiOshiba