さしみ

ゴジラ-1.0のさしみのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ映画誕生から70年。
日本の発展と共に銀幕を沸かせて来たゴジラ!本作のキャッチコピー『0からマイナスになる』

始まりの舞台は1945年のとある島、神木隆之介さんが演じた敷島は特攻隊員として出兵したものの特攻し切れず飛行機の不具合を理由に整備基地に着陸します。
そこで出会った整備士達はある夜突如現れた少しまだ小型の恐竜感溢れるゴジラにジュラシックパークさながらパクっポーンとされ、青木崇高さん扮する整備隊の隊長である橘と敷島以外の隊員はお亡くなりになります。
敷島は整備基地でも目の前のゴジラに圧倒され攻撃のボタンが押せなかった…
あそこで撃ってたとしてゴジラが死んだか分からないしあの状況は怖い😨…と自分は敷島を責められないのです。
個人的には橘に熱いものを感じました。
もし敷島があの島でミサイルを撃っていたら隊員は全員は亡くならずに済んだかもしれないと敷島に憎しみのような感情を持っていながら、ラストのゴジラに対しての特攻作戦で敷島を生かすべく装置を戦闘機に装備しました。男前過ぎます。
浜辺美波さん演じる典子は赤ちゃん(アキコ)を敷島に渡した時のイメージから敷島の家に居候してお淑やかな物腰の雰囲気に変わりましたが本来はこっちのキャラだったのですね。
亡くなったと思われていた典子と病院で再会した時なにやら不気味さを感じます。首のアザ、何だろう。

もう一つのキャッチコピーである『生きて、抗え』
イヤ、無理無理無理無理っ
ゴジラの背中がビカビカして青くなって口がパカーって開いてゴー‼️なんてやられたら…
やっと戦争から復興した日本の中心部で大暴れのゴジラ。
一体どうして何が目的で暴れているの⁉️

何とか一丸となって“抗う”日本人の人間ドラマでもあり楽しめました。

ゴジラの雄叫びは70年間、これからも“哀愁”を帯び続けます。
さしみ

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