さかい

沖田総司のさかいのレビュー・感想・評価

沖田総司(1974年製作の映画)
4.0
若い草刈正雄、ちょっと阿部寛に似てるとか思った。ヒラメ顔どころかむしろ濃い顔族
背も明らかに他よりでかい。
『燃えよ剣』(2020)の土方と並んだら頭1つぐらい違いそうである。
そして当時二十代の西田敏行も出ている。
(名前がクレジットされている作品としては)銀幕デビュー作となる本作で、若き西田青年は新選組屈指の剣豪・永倉新八を演じている

話は、ダイジェスト感はあるが芹沢キャンプファイヤーや土方の拷問、そして黒猫の話などおなじみエピソードがテンポよく回収される
そういえば新選組がメインの映画って壬生義士伝しかみたことなかった
初めて王道そのものなやつを観られて満足感があった


序盤、試衛館のみんなが野良犬捕まえて鍋にして食ってるという笑撃エピソードがあるが
狡兎死して走狗煮らる、という。
のちに壬生狼と恐れられるもやがて時代に取り残されてゆく、彼らの運命の暗喩ととれなくも…なくもないことも、あるようなないような
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