ThePassenger

ソフト/クワイエットのThePassengerのレビュー・感想・評価

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)
2.0
これから週末を迎えて気分が浮き立つ金曜の夜に観る映画ではなかった。心の在り様は表情に出ると言うが、揃いも揃って険がある顔つきをした連中の取る愚かな行動にはウンザリするばかり。最初は一般社会における疎外感みたいなものを漂わせていた刑務所帰りの女が事件の過程で存在を誇示していくところには恐怖を覚える。演出・脚本を手掛けたのは女性とのこと。母親が中国系、父親がラティーノたる彼女自らの体験などが少なからずストーリーに反映されているのだろう。しかしながら、レイシズムのセンセーショナルな部分のみが強調され、その本質には迫りきれておらず。途中で逃げ出した主人公の夫は何処へ行った? (2024-15)
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