オーケンシールド

ロスト・フライトのオーケンシールドのレビュー・感想・評価

ロスト・フライト(2022年製作の映画)
3.4
何でも屋ジェラルド・バトラー主演の娯楽。孤島で繰り広げるサバイバル・アクション。悪天候での飛行中、落雷直撃で陥る機体トラブル。孤島への緊急着陸。しかし。そこは反政府軍に占拠されたホロ島。孤立無援の状況下で乗客を人質に取られる窮地。機長トランスと囚人〈元軍人〉の奇妙なタッグで挑む救出劇。囮となる勇敢な機長から鑑みる犠牲を惜しまない模範的なリーダーシップ。殉職手前、駆け付けた緊急救援救助部隊〈傭兵〉の加勢。反撃するゲリラ軍の猛追。修理した旅客機での緊急脱出。満身創痍の機長と旅客機。家族へ思いを馳せる。

大胆な物語展開とは裏腹にコックピットの操縦作業が専門的で好感が持てた。戦闘シーンでは登場人物を近接で撮ったカメラワークが迫力ある肉弾戦を演出。バイオレン描写は最小限だったけど、スナイパーの射撃シーンが爽快でカタルシス。年越し映画だったことが作品で一番の驚きだった。
オーケンシールド

オーケンシールド