何も考えずに観ていられる系アクション映画の王道を征く作品。
こういう王道のアクションは久々の鑑賞。
同ジャンルの中でもかなり上位のレベルに入る面白さだった。
あらすじや予告編を観た印象としては、サクッと無法地帯の島に不時着して、ゲリラとバトル開始。みたいなテンポかなと予想。
しかし良い意味で期待を裏切られ、飛行機が不時着するまでの尺もしっかり取られていた。
この間に何となくキャラの特徴が把握でき、何となくの推しキャラもでき、といった具合に、作品に入り込めた。
ゲリラとの戦いが始まってからも、これまた良い意味で期待を裏切られた。
良い奴キャラかつ不時着までの相棒枠の副機長。
明らかに一番良い奴っぽいし、不時着してからは移送中だった犯罪者が相棒枠になるしと、死亡フラグがビンビン。
不時着時点で推しキャラになっていたので、死亡フラグにハラハラしていたけれど、終始ちょっとした見せ場に恵まれ続け、意外にも生存。
他にも、明らかに噛ませ臭のする緊急救出部隊も良い意味で期待を裏切ってくれた。
ゲリラ相手に圧倒的な力を見せつけ、気持ち良いくらいにボッコボコに。
ゲリラが最悪の奴らだっただけに、ひたすらゲリラが蹂躙されるシーンには、スカッとした。
全体的に、あるあるな展開を気持ちよく裏切ってくれるので、何も考えずとも楽しめる。
王道なんだけど王道過ぎないというか、映画慣れしてる人にはちょうど良い王道感だった。
