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ロスト・フライトのkissenger800のレビュー・感想・評価

ロスト・フライト(2022年製作の映画)
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先週見てしばらく考えた挙句、何も書くことがない。
とさえ書く気が起きず放置していたら、見たことも忘れてしまいそうなので何かを書く回です。

リーアム・ニーソンは嘘でもキャラに(そんなには求められていない)彫りの深さ由来の陰影をつくってしまうのがバカ映画界隈における異能ですが、ジェラルド・バトラーなあ。どのポジションでも守れるけどこいつに勝敗の行方を託すのは「違う」気がするんだよなあ(突然の野球比喩)。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズみたいなバカ映画で色気を出して大声を出すとチンピラ臭が出るところ、ちょっと押さえる方角の演技プランだったのに今回も似た感じで、悪くはない。なんならそこが持ち味、までいえるかもだけど、でもね。
エンドオブなんちゃらも最終作にちょっと出てきただけのニック・ノルティに完全に食われてたし……ねえ? エラーしない、ホームラン打たない、いぶし銀の何かがあるわけでもない。仕事してるのは認めるけど「存在するだけで面白い」の対称って概念?(などとものすごく悪く言ってますが嫌いじゃないですー)

あ、そうだ。フィリピン政府に本気で怒られた作中のバカ設定。あれは考えが足りない真正バカポイントとして記録に値する、と思ったんだった。バカ映画を作るにはバカではダメ定理の証明。
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