"1つ1つ着実に"
ジャンルファン&バトラーファンが求める、最後まで安定したコースで飛び切るフライト。危険な分離独立派が支配する"バトルフィールドとしての途上国"と、本部の現場の犠牲を屁とも思っていない様子の上役・権力者の存在など、お約束を守ったバカバカしくも昔ながらの安定したスリルライドに、何よりも機長パイロット役で我らがジェラルド・バトラーの存在！おまけにガスパールはルーク・ケイジという、どうとでもなりそうな最強タッグは見ていて安心できるほど安定感抜群。どの作品でもお馴染みの展開だが、機長はかりそめの姿で、普段のジェラルド・バトラーになるの面白い。とりわけ不意打ち奇襲から始まる、擬似ワンカット長回しによる開戦のアクションから。流石は『ブラッド・ファーザー』の監督だぜ。何回か笑った。終盤の展開は『アルゴ』を思い出した。
