ねこねここねこ

ロスト・フライトのねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

ロスト・フライト(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画は100分くらいが観やすくて良いね!
さっき観たミッションインポッシブルデッドレコニングがやたらダラダラ長くてしかもパート1って、いや頑張れば3時間近くあるんだから完結できたでしょ!って思って閉口したから、こっちの方が点数高め。

飛行機会社が燃料ケチって嵐の真上を✈️飛ばせたせいで、フィリピン政府も手を焼いているゲリラ地帯ホロ島に不時着。
機長のトランス(ジェラルト・バトラー)はなんとか航空会社に連絡しようと移送中だった犯罪者ガスパール(マイク・コルター)と協力し、航空会社に連絡するも、イタズラ電話と思われ相手にされず、娘に連絡。
一方地上では危機管理の専門家スカーズデイルがテキパキと指示を出して行き、嵐の上を飛べなどという変な指示出した航空会社の男を一喝。民間の傭兵を救助に向かわせる。
ゲリラ達に乗客を人質に取られて飛び出そうとするトランスを宥めて押し留めるガスパール。2人は乗客達を救助するためにゲリラのアジトに向かう。そこに合流する救助隊。
飛行機がなんとか飛べる状態で、そこからの脱出を試みる機長たち。そしてなんとか近くの島へと脱出してメデタシメデタシ。
一方犯罪者のガスパールは傭兵のお金💵をちゃっかり頂きどこかへ。

テンポ良くダレることなく観られるのがいい😄
優秀な機長👨‍✈️であるトランスがなぜ弱小航空会社にやって来たのかのエピソードも面白いし、それを見て「酷いな」という会社の社長?テリーと「気に入ったよ」というスカーズデイル。
とにかく地上ではこのスカーズデイルが小気味良いほどテキパキと的確な指示を出してゆく。何か起こった時に穏便に済ませたいと変に守りの姿勢のテリーと、迅速に謙虚に情報をオープンにする姿勢のスカーズデイル。
スカーズデイルは外から招聘されているようだけど、こういう状況ではスカーズデイルが全権を握れるのは良い。日本だとなかなかそうはいかないもんね。

一方現地では、やはり馬鹿みたいにやたらスマホ📱で映像を撮りたがる奴や、文句ばかりが先行するおっさんとかはいるけど大半は指示に従って行動していて、大きなパニックもなく進む。ゲリラとの対応以外にパニックコントロールまで入るとなかなか事態は難しくなるからここはひと安心。
でもゲリラが来た時、自分だけは助かろうとするのか叫びながら逃げる女性は撃たれて死んでしまう。それを見て騒ぐ夫?も殺される。彼女も冷静でいれば助かっただろうに。でもこういう人は1人はいるよね。

トランスは機長だけど格闘技でもしてたのか?という活躍。でも不自然に強すぎないのもいいね。常に冷静さを保とうとするが時に感情が先走り、無謀にゲリラの前に飛び出しそうでハラハラしたよ。

ガスパールは冷静だし頼りになるけど、なんで犯罪者になったのかまでは時間的に掘り下げられていないので、このあとガスパールが無事に島を脱出して(ゲリラのボート🚤でも盗むのかな?)新しい人生を歩んでいることを願いたい。

フィリピン政府よりもよほどありがたい傭兵軍が仕事できるメンツで助かる。話もポンポン進んで小気味良い。
副機長のデレも地味に仕事できるね👍

最後は最小限の犠牲で無事で良かった😄

ゲリラのボスの手下が庄司智晴に見えて、というかそれにしか見えなくて笑ってしまった🤣