東京行きの119便が不慮の事故に見舞われたのも束の間、政府ですら手が出せないゲリラ組織が支配するホロ島に不時着し乗客全員が人質に取られてしまうパニックスリラー映画
ジェラルド・バトラー演じるブロディ機長のSISUを彷彿とさせるような不死身ぶりに圧倒させられる
序盤はほぼ機内シーンのみで展開され、機内にいるような緊張感が絶えなかった
中盤からは護送中の殺人犯であるルイスが敵か味方か掴めない部分や客を宥め細心の注意をはらうブロディ機長のサスペンス色が強くなり作品のトーンが180度変化するのも面白い
そして終盤は、損傷した機体で一か八かの脱出を試みるというスリラーに回帰するという構成も素晴らしい