3029th

"Sr." ロバート・ダウニー・シニアの生涯の3029thのレビュー・感想・評価

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昨年「パトニー・スウォープ」を観て、ブラックユーモアと意味のわからなさ(というか意味のなさ)がなんだかいいな〜と思っていたところで、ロバート・ダウニー・Jrとロバート・ダウニー・Srのドキュメンタリーが公開されたので観てみました。

互いに歳をとったこと、息子も世界的スターとして大成したからこそ撮れたドキュメンタリーだと思います。
2人の会話はとっても穏やか。酒と煙草とカチンコの側にベビーベッド置いて、幼い息子にドラッグ与えた父親と、長年ドラッグに蝕まれた息子とは思えないくらい。笑

2人は年の離れた友人同士のような親子関係で、それは父が映画作りの先輩であること、良くも悪くも子ども扱いされなかった(どう考えても子どもが観るような作品ではない映画に連れて行ったり、子どもにドラッグを与えたり)ことがきっかけとしてあるのかな、と思ったり。

生い立ちを考えれば、Jr.はいろいろ思うところがあったと思いますが、父の名に負けないくらい、もしくはそれ以上の名声を手にしてすべてを乗り越えた今、もはやなにか達観したものを感じました。

Sr.の初期作品がもっと観てみたくなりました。
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