低予算で革新的な作品を撮りインディーズ映画界の雄であったロバート・ダウニー・シニアの生涯を振り返るドキュメンタリー。
今や押しも押されぬ大スターとなった息子のロバート・ダウニー・Jrがプロデュースかつ出演。
尊敬する父とのやがて訪れる別れの時までの日々を映像に収めていて、ありったけの愛情が伝わってくる。
シニアを敬愛して止まないポール・トーマス・アンダーソンを彼が本当の息子だったらと願っていたはずだと語り、薬物中毒になった黒歴史のルーツは父にありと明かしながらも受け入れるJrの懐の深さと人間味を垣間見ることができる稀有な作品。
