川崎に用事があり、時間があったので何か面白そうな映画がないか探して発見。チネチッタでは割引デーだったのと、鑑賞すると石川県への寄附になり、提携する居酒屋で日本酒サービスもあるということもあり鑑賞（居酒屋には行かなかったけど）。予備知識ナシで観たので主演が誰かも把握しておらず、川口春奈にしては若いし……小芝風花かな？と思いながら観たらそうだった。演技、表情の作り方も含めてとても上手い。青木瞭、演技は未熟な感じだけど容姿はいいな。花澤を演じた森崎ウィン、演技も上手くて渋い中年イケメンだと思ったけど私より年下なのか。タップダンスのシーンは音響スタッフも大変そうだけど、リズムも良くて観ていて素直に楽しかった。小学生時代の「横綱」について「デブ、太った」ではなく「身体の大きな」という言い回しをしているところに配慮を感じた（松村が本当はいい奴ということを表す描写にもとれるし、雑賀監督本人による、子役への配慮にも思える）。温泉街の危機として「能登地震、東日本大震災、コロナ禍」が出てくるけど、能登地震はまた起こってしまったよ……と切なくなった。終盤、あの人がああいうことをするというのは驚いたし裏切られた感じもあるけど、同情できる理由だったので悪印象は薄く済んだかも。終わり方、「若おかみは小学生！」の映画を思い出した。眉村ちあきの主題歌も好き。
