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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のmmmmのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「子供の一言で、人生が変わることだってある」待ちに待った最推し、灰原哀ちゃんがメインの映画。期待値を遥かに超えてきた。博士が泣くところ、キールのお父さんのシーン、哀ちゃんが明美さんと蘭ちゃんを重ねるところ、コナンくんの眩しい笑顔、蘭ちゃんに唇をお返しするところ。全部良かった。黒鉄の魚影は、哀ちゃんの姿のままで組織に囚われてしまうというコナン映画史上最大のピンチだったと思う。でもコナンくんを筆頭に、沢山の登場人物が哀ちゃんを守ってくれた。その事実がすごく嬉しい。あんなにシェリーを殺したがってたベルモットもまさか味方してくれるとは思ってなかった。哀ちゃんの善性に触れたからっていう理由だけではなさそう(恐らく、アポトキシン4869と老若認証のことで知られたくないことがあったからシステムの信頼度を自分で下げに行った)だけど、ベルモットが人の善性をちゃんと受け止めて恩返しできる人で良かった。

あと何といっても今回のMVPはキール。キールは恐らく哀ちゃんの正体を知らない。でも、1人でジンやウォッカを誘導して、哀ちゃんを助ける勇敢さが最高にカッコよかった。現役でノックの彼女はこれから原作でも大変な目にあうこと間違い無しだけど、絶対生き残って欲しい。そして幸せになって欲しい。お父さんの分まで。(でも、ウォッカの提案にベルモット、バーボン、キールが断固反対するところはめちゃくちゃ笑った。ウォッカどんまい)

今回の映画で「シェリーが子どもの姿になってる説」が組織幹部に広まってしまった事実は結構重大で、恐らくこれから原作にも多少は影響してくるんじゃないかと思う。(ベルモットのあれで全てを鎮火出来たとは到底思えない)

あと、安室さんが哀ちゃんが生きていること。そしてその彼女が自分の初恋の人の娘である宮野志保と同一人物であることは今回の映画を経て彼の中で確信に変わったと思う。これからの展開に期待します。

ピンガもあっさりいなくなっちゃったけど、声も良かったし精神年齢低そうなキャラって組織の中では珍しいから生きてて欲しかったな、、、。容赦や仕草に自分のこだわり持ってそうなところも好き。CV村瀬歩凄すぎる。一気にファンになりました。

個人的に赤井さんがもっと活躍して欲しかったんだけど、米軍に許可もらってロケランぶちかます時点で大分キレてたんだな、、、っていうことが伝わってきたんでよかった。安室さんとコードネームで呼び合うシーンは本当にありがとうございますとしか言い様がない。ウォッカの「シェリーは組織の中でも馴染んでなかった」発言もそうだけど、もっと赤井さんや志保ちゃんがいた頃の組織の回想シーンがみたい。青山先生お願いします。
明美さんのP.S.はまだ伏線回収されてないし、赤井さんが直接哀ちゃんを助けて明美さんとの約束を果たすシーンは、これから原作でやると思うので非常に楽しみにしてる。

黒鉄の魚影は、今後の原作の展開が楽しみになる場面がいくつもあったのがすごく良かった。何年後原作が大きく進んだ後に見返すとさらに面白くなるんだろうな〜

今回の映画で、哀ちゃんのコナンへの思いは一区切り着いたと思う。コナンに人工呼吸をして命を救ったことは、哀ちゃんと私たち視聴者だけの思い出になってしまうことは少し寂しい。けど、2次元でも3次元でも、自分の思いに区切りを着けた女は最高にかっこいい。守ってもらうだけじゃない、哀ちゃんはこれからも沢山の人を救うと思う。これからの哀ちゃんの活躍に期待!コナン最高!
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