くれあ

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のくれあのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ここ10年で一番いいコナン映画だった。
個人的に、こだま監督の時計仕掛け~十字路あたりまでがコナン映画の黄金時代だと思っているが、それらに並んだ。
まずストーリーがいい。黒づくめの組織の格を落とさず、破綻なくまとまっている。殺人事件、スケボー、恋愛、爆破と、お約束が存分に盛り込まれている。
灰原がヒロインなのは、新鮮だし可愛い。助けられっぱなしではなく、助け返してからのキス(人工呼吸)、からの蘭へのキス返しも熱い。
そして蘭も、格闘要員かつ姉属性かつ正ヒロインとして見せ場がある。その他のキャラも、赤井や安室を中心に満遍なく活躍していた。
何より、歌入りの『キミがいれば』が流れる位置が完璧。感動→アクションのスムーズな移行は素晴らしかった。
100億を越えるに相応しい映画だと思うし、もっと大きな結果も狙えるだろう。長年ファンでいた甲斐がある。来年以降にも期待したい。
くれあ

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