いのしん

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のいのしんのレビュー・感想・評価

3.4
良かった。昔見た「ゼロの執行人」は何が何だか分からなかったので期待していなかったのだが、事前に主要キャラクターの相関図やプロフィールを頭に入れていったこともあってか、一部を除いて話も理解できたし、展開が気になるくらい面白く観ることができた。
コナンの「いっけー」の掛け声とともに、黒の組織からの攻撃に対して、危機を回避したり、何かを守ったりするシーンがなぜか感動する。いけ、やってしまえコナン、と応援したくなる感覚。相変わらずコナンの身体能力は異次元かつ、事象としては非現実的なのだが、「こうはならんだろ」みたいな突飛すぎるシチュエーションが無かったことと、減圧症といったダイバーに馴染みのワードが出てきたことによる親近感が、より楽しませた。
「子どもの言葉や言動に人生を変えられることもある。」は名言で、まさにその通りだと思う。子どもだからとか、〇〇だから、と見た目で人を判断してはいけない。思いもよらなかった人からの助言で救われることもあるのだから、人生は面白い。