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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)の47のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コナン映画としては黒の組織関連・灰原哀メイン・眠りの小五郎の利用など久々の要素が揃っていて楽しかった。映画のための新規の建築物が鈴木財閥とは一切関係ないのもかなり久しぶり。
老若認証システムというコナンというコンテンツにおいては非常に厄介な仕組みと施設が出てきた瞬間もうオチが読めるのがコナンならではで面白い。映画のゲストキャラとして登場し、江戸川コナンの正体に勘づいた黒の組織の人間が死ぬのもいつもの流れ。
ストーリーもかなり重厚めで見応えがあった。細かいツッコミどころがあるのはコナン映画ならではで、まあ見映えを優先したのだろうという部分を思えば全く許容範囲内。
映画で黒の組織関連を扱うと毎度キールが酷い扱いを受けている印象だが、それ以外のキャラは大体萌えキャラで笑える。
コナンさんと哀ちゃんの関係性ってやっぱり素敵。その上で哀ちゃんが蘭さんのことを大好きなこともまたかけがえのない事実で、あのオチの付け方はヘイト管理を考えても素晴らしい。
でもやっぱりコナンさんと哀ちゃんをくっつけるつもりはないのにこういうことされるの悲しくなっちゃう! ただ哀ちゃんにコナンさんのこと好きになるなっていうのもかなり無理筋なので……ままならない。
哀ちゃんへのご褒美として始まったこの映画が哀ちゃんへの恩返しで終わる構造も美しい。
面白かった。
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