Ryoma

水は海に向かって流れるのRyomaのレビュー・感想・評価

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)
4.3
大西利空さん演じる男子高校生と広瀬すずさん演じる謎多き女性、その他一緒に暮らしているシェアハウスの住人と織りなす心温まる作品だった。2人がそれぞれ抱える苦悩を分かち合うような姿にぐっときたし、過去を受け入れた上で前に進もうとする姿に胸が熱くなった。
そして、シェアハウスの住人のキャラクターがチャーミングで優しさで溢れていて自分もあの輪の中に入りたかった〜😆
子猫のムーちゃん🐈🐱も超絶可愛いくて癒された〜☺️
時々繰り出される広瀬さんの方言(どこのかは不明🤔)もキュートで新鮮だった!(ドラマ“夕暮れに手をつなぐ“の時とは違ったような🤔)
田島列島作品。キャラクター像が自分の中で固まってしまい大体希望のキャストが選ばれないことが多いため原作は後から読む派だけれど、『こどもはわかってあげない』同様、雰囲気や登場人物の一癖も二癖もある愛すべきキャラクターがやっぱり好きだなと思った。今回も恋愛がテーマと思いきや、より“家族“に焦点が当てられていて、素直になれず言いすぎることもあるし、生まれながらに家族は選べなくて思うようにいかない関係性もあるけれどきってもきれない大切な存在である家族の存在にうるっときたり、家庭によって様々な雰囲気や習慣、会話があり面白いなと感じたり、色々なことを感じ気付かせてくれた。
そして、スピッツのときめきpart1は相変わらず良かった〜♫😌ホント、スピッツには、いつも助けられてばかり☺️
この数年間は、家に籠ることが多くて“ときめく“ことが少なかったため、できるだけ外に出て新しい世界をみたいし、人に限らず、“ときめき“が少しでも芽生えたら、過去の経験も大事だけれどあまり気負わず過去に捉われすぎずに新しいことに触れてみたいな〜。
あと、心を通わせた相手との2人だけの秘密ってなんかいいな♪パーソナルな情報を共有できる、そういう存在に出逢えること自体が奇跡なんだよね。
タイトルの“水は海に向かって流れる“の言葉が示すように、時間はかかるかもだけど、いつかは必ず悩みや苦しみもなくなって元通りにすっきり戻るんだと信じたくなったし、そう感じた。深い哀しみや傷あとは時間だけが解決してくれるものだと思っていたけれども、そうではなくて、分かち合える存在がいてくれるかどうかも大切なのかもと強く感じた。
そう言えば,広瀬さん演じる紗季の作る料理は、破天荒というかワイルドすぎやしないか😅(その時々の感情が左右されてそう)
Ryoma

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