グランシアターという全席フルリクライニングシートで鑑賞。映画好きにはたまらない環境である。のびのびと見れたので最高な映画時間を過ごせた。
広瀬すずと當真あみが出るということで見てきた。當真あみがすごく垢抜けているなと思う。綾野剛のドラマに出てから数年経っているけどすごく綺麗になった。若手俳優や女優を見るのが好きな自分として、最近女優の中で豊嶋花と同じくらい動向を追いかけている。スポーツをしている姿がカッコよくて似合っている。これから楽しみな女優さんである。
広瀬すずは今回大人な女性を演じているけど、ツンツンしていたり酔っ払っていたりカレーを作ってカレーに生卵をかけて生卵が美味しいって言ってカレーじゃないんかよと突っ込む全部の広瀬すずが可愛くてイケてる。
大人って都合よく物事を進めようとするよなって言っているように思えた。若い頃の怒りや悲しみ、出来事によって人生の歯車が狂った人などたくさんの負の感情などが、時が経てば流れていき穏やかになっていく。怒りや悲しみの感情（水）は長い時間をかけて海（自由・許し）に流れていく。これがタイトルの意味合いなのかなと考えた。
大人の都合で振り回される子供たちの道を大人は決して妨害してはならない。このことを深く思わされた。もし自分が結婚して子供ができたら、歩んでいきたい道を妨害しないとここで誓う。
物語が清々しく淡々と進んでいく中、クスッと笑えるところがいくつかあっていいアクセントだった。同じルームシェアをしている人たちの面白くて出ているメンツが最高である。もっとこの人たちを深堀して見てみたいと思った。とあるシーンで北村有起哉と勝村政信が並んで歩いているところは思わず声に出して笑ってしまった。気になる人は見てほしい。猫のムーンちゃんも可愛くて癒される。
派手さというものはないが、心が穏やかで心地よい映画だった。
2023年58本目
