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怪物のharunomaのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
1.1
社会的映画はシネマになりうるか、サスペンスではなく。
ダルデンヌの勝利 あくまで個人の。兄弟。
此枝ではない
是枝はそして父になると海街diaryだけ 瀧本幹也 グールドバッハ
坂本龍一遺作とかではない。
彼は2005年(『宇宙戦争』との符号は素晴らしい)までであり、それ以降の活動は鬱病であり、体をなさなかった、引退すべきだった。
その全盛期終わりの渦中(実際アルバムは2005年9月28日 /05 までだろう)
PLAYING THE PIANO /05
12月9日(金)、10日(土)東京:Bunkamuraオーチャードホール
を生で見たが、これ以降のピアノポロポロシリーズは、もはやライブではまったくなく、バッハでもなく、ただハイカルチャーの言い訳であって、ダウナーであり、エナジーは消えていた。
唖然としてライブは、途中で帰りました。

唯一、飛び道具的に「怒り」だけは良かった。
響きと怒りの物語(エルセサー)

広瀬すずは『海街diary』も『四月は君の嘘』『三度目の殺人』も好きだ。群像劇ながら、今作が一番の代表作となっただろう。彼女の叫びが沖縄の波の音とともに坂本龍一のピアノの音を越えていく。坂本は2000年代後半からまるっきりダメになった(坂本の映画音楽は『御法度』前後が、というか『御法度』が最高傑作であり、それ以降はいい映画に出会ってすらいないと想う)が、今作の音楽のあり方は、よかった、20世紀の彼へ畏敬の念とともに映画の側が音楽へ、レクイエムを送った形だ。それを李相日監督がやる。フィルム作品は四つの要素―即ち映像、言葉、サウンド、音楽から成立しているというものです(マノエル・ド・オリヴェイラ)。

醜悪なルベツキ・アプリのレヴェナントは、
あろうことか大島渚の『御法度』の楽曲を自分で流用し、醜態を晒した(借りはそっちへ返すものではない)。
今回の遺作は、BTTB の aqua ということで、もはや死に際の何かが結実してしまったのだろう、さよなら80年代、90年代。

子どもエイリアン説は光る眼に及ばず、燃え上がる家屋があったとしても
女優(少女)のいない相米慎二。

スタッフも重要であり、グレン・グールドと瀧本幹也がいない。
そのセンスのなさは折り紙つきだ。さすがは怪物くん。
UNloved のリアル旦那が頑張っているのが泣ける。
ヴェンダースのクソPerfect Daysと大差はない。
ショットが皆無であり、馬鹿だ。
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