このレビューはネタバレを含みます
『「怪物だーれだ(はい、全員です)」と見せかけて、全員が怪物なんかじゃない。 』ように思えた。怪物性を誰もが有している時点で、人間誰しもが当然ながら怪物。つまり生きていく時点で怪物というのが、人間の性。
是枝監督と坂元先生、合うんかな思ってたけど、中々のシナジー。『それでも、生きていく』思い出した。そしてちょくちょく坂元節がギンギンに効いてて、もう最高。
これから「絶対」とか「普通は」とか言う言葉ってなるべく使いたくないし、もし使う時は慎重に使うべき副詞やなあと強く思いました。
自分たちだけのユートピアを築かざるをえない息苦しさは、どんな小社会でもあるんやなあと。
お母さんからの将来とか、保利先生からのトキシックマスキュリニティとか他にも押し付けられる弱者。これぞ坂元裕二。思い返せば、Motherも子供がメインの1人やった。
もうね、最後の色鮮やかなショットとそのセリフでギャン泣き。美しすぎる。
複数視点で追想するのは、告白みたい。というか、キングダムハーツBBS！
あの秘密基地見てもやもやしてる。湖畔沿いの秘密基地出た映画って、なんやっけ？
