一言で表すと圧倒的大傑作です。
まずキャスティングとそれぞれの役者さんの演技が素晴らしすぎる。特に黒川想矢くんと柊木陽太くんはこれからの活躍が凄く楽しみです！！そして、音楽が坂本龍一ということと同じくらい、撮影が近藤龍人であるということを前面に出していいのでは…！！と思うほどの圧巻の映像美です。所狭しと映像の美しさが際立っているので鑑賞中は絶えず何度も感動していました。
⬇️以外内容についてですが、少し長いです。
本当に苦しい。みんな必死で、みんな葛藤していて。私は3度この作品を見たのですが、1度目よりも2度目、2度目よりも3度目と回数を重ねて理解が深まるごとに涙の勢いが強くなりました。そして3回目に至っては過呼吸になるほどでした。
ネタバレになるので詳しくは言いませんが、湊の依里に対する気持ちと葛藤に自分を重ねてしまい本当に苦しくて堪らなかったです。
日本においてのLGBTQへの認識の仕方を当事者(特に学生など狭いコミュニティにいる人)と当事者以外を含め、本当によく表現しているなと思いました。
ああいったことはは結局、情報の出回り方云々ではなく人々に意識の根底にあるものが問題の発起だと思うので…。
