TOHOシネマズ上大岡で観てきました。郊外としては、まずまずの入りでしたが、年齢層は比較的高めといったところでしょうか。内容としてはもちろんネタバレは控えますが、構成としては3パートに分かれていて、馴染みの深いところでいくと、「桐島、部活辞めるってよ」のようなそれぞれのキャラクターの視点から物語はオーバーラップを混ぜつつ進んでいきます。
正直、序盤は見にくさを感じましたが、本編が進むにつれ、それが整ってきたところなど見応えとしては十分感じました。一方で、登場人物たちの複雑な心境が交わりながら話は進みますが、どうしても繋がりが弱く感じてしまうところもありました。LGBTや、クィアを扱ったものになりますので適当なことは書けませんが、それにしても、というのはありました。125分という時間の中でということはありますが、もう少し長くてもいいのでディテールを強くしても良かったかなと個人的には思います。湊と依里を演じた、黒川くんと柊木くんは素晴らしかったですね。
まあ兎にも角にも、誰かと語りたくなるような映画は、思えば久しぶりだったかもしれません。おすすめです。
