この映画から何かすごい大事なメッセージをもらった予感と、もう少し消化に時間ほしい感じの余韻。
『怪物だーれだ』のフレーズを予告編で何度も聞いたことが一つの始まりな気がする。本編で多角的に物語が描かれると共に、色んな『怪物』探しみたいなのをしている自分に気付く。そこに色んな意味での『バイアス』があることを突きつけられる。そんな短絡的な自分こそ『怪物』になり得る存在に思えてくる。
そういった脚本の成り立ちに秀逸さを感じつつも、一つひとつの言葉を噛み締める映画であることは間違いないと思う。子どもが自身の存在や宇宙を想うこととか、抜け殻みたいな校長が幸福を優しく再定義するとか。
共に鑑賞した家族の見解を聞き、ラストの解釈が多義的たり得ると気付き、ポカンとしました笑
