俺も怪物かもしれない、、、、
是枝監督×坂元裕二×坂本龍一の夢のコラボで今年これほど期待していた映画はない。
「怪物だーれだ!」のみの広告が、特に印象的で公開前はホラーなじゃないかと勘ぐったりもした。実際みるとなんか懐かしいし、とても切なく感じた。これからみる方は前知識ない状態で見て頂きたい。
上記であげた懐かしい切なさは、幼少期や思春期で沢山悩んだことにリンクしたからだ。今作では、黒川想矢さんと柊木陽太さんの演技が凄まじく、思いを隠しながら悩む演技が凄まじく刺さる。こんな時もあったなと思う部分があった。
また、安藤サクラさんと瑛太さんの演技も凄い。悪意がなくこうなって欲しいと思うことが空回りしてしまうのが苦しい。先生って仕事は大変だ。
映画レオンの「大人になっても人生ってこんなに辛い?」「つらいさ」のセリフをなんか思い出してしまった。
今作観て怪物がいるとは思えなかった。
このご時世、悪意がなくとも何かにつけて犯人探しをしたり先入観で観てしまうことがある。それ自体が怪物とも取れるのだとしたら、私も怪物かもしれない。ていうか怪物じゃない人はいるのだろうか。
アカデミー賞ノミネート正直ワンチャンあるんじゃねと思ってます。