人間の悪いところ、かつ日本人の悪いところの煮凝りみたいな…と思っていたらそれがどんどん自分にも跳ね返ってくるので読み解こうとしながらずっと試されている感覚だった。ヘルジャパン
主題のことを前もって知ってしまっていなければもう少し違った見方をしたかもしれない、しかしそれをネタバレ扱いすることもまた
みんな怪物だし、ひいてはみんなを怪物にするこの世の構造とか空気とか視線とか無意識に育っていく思想すべてが怪物である
本編が終わってスタッフロールに入って数秒経ってから涙がじわりと湧いてきた。明るい向こうに向かって走る子供たちをさあ。この世はさあ。そこに重なる坂本龍一の音。
これを観て「考えさせられる映画だった」と言う人には、別にこの作品が世に出る前も後も考え続けなきゃいけないからね？と言いたい 自戒も込めて
台詞で無双しない坂本裕二だ！どこまでが監督の要素でどこまでが脚本の要素なんだろう
ようやく万引き家族を観ようかなという気になれた
最初に予告編が出た頃から気になってはいつつ決め手になったのは角ちゃんの出演だったわけだけど、しっかりと役目を全うされており紛れもなく役者・角田晃広でした。嬉しい。
私は最近叔母になったわけだが、姉にはしばらく観てほしくないな、あまりにダメージが大きそうで…と思ったりした、自分に子ができたわけでもない私でも色々考えてしまったので
どうか主演の子供たち二人に不当な負担がかかっていないことを祈る
記憶が正しければスタッフクレジットにインティマシーコーディネーターはあった
