怪物のアーのネタバレレビュー・内容・結末

Twitterで豪快にネタバレ食らってたのでなんの情報もない状態でみたかったですね。

みんな誤解して生きてるし観客にもその誤解を体験させるけどでも私はちゃんと全部知ってるんだよと神（というよりはなにか座敷わらしくらいの身近さを感じるけど）の視点で語り明かしていく脚本。どうにも行き場のない世界で唯一見出せるやさしさ。

『真実』ではフィクションに宿るノンフィクション性とノンフィクションに宿るフィクション性について扱っていたように思うけど、今回は事実は切り取り方によっていかようにも変容するというテーマについて扱っていて、やっぱり是枝監督って根っこはドキュメンタリー作家なのかなという感想をもった。