このレビューはネタバレを含みます
2回鑑賞。
1回目は怪物を探しに。2回目は二人の心情を中心に鑑賞しました。
是枝監督のは観客に投げる部分や、わからないまま終わる作品が多いと感じていて、それがモヤモヤすることもあった。
今回の作品も、観客に委ねる部分もあったが、観終わった時はモヤモヤすることはなかった。
それはラストシーンがとても綺麗だったからだと思う。映像が、子どもたちが、景色が本当に綺麗で、坂本龍一のaquaが素晴らしかった。
ラストの解釈も観客に委ねられるものだと思う。
私は1回目観た時は2人とも生きていて、あのラストシーンだと思った。
2回目観た時は、星川くんはもう居なくなっていて、あれは湊の夢の世界だったのかなとも感じた。
どちらにせよラストは神聖で純真で素直で、彼らだけの世界だった。
また、台詞の一言一言すべてに意味を感じた。ひとつも無駄な言葉が無い。
練られた脚本で、とても凝った映画だったんじゃないかなと感じた。大好きな作品になりました。