ついに鑑賞。普通に良かった。是枝監督の作品を見ると言葉にするのが難しい感情をいつも抱く。なんかすごい心に刺さるし余韻に浸る。今回は脚本が坂元裕二さんっていうこともあって、これまでの是枝作品とは少し構成が違うなっていう感じはした。テーマにする内容とか、伝えたいメッセージとかは今まで通りでブレてないけど。これはこれで全然良かった。あんまり振り返る系で時系列が行ったり来たりする映画は好きじゃないけど、この作品ならいいかっていう感じ。映画を見てまず率直に思ったことは2つあって、真実っていつも全然違うところにあったりするよねってことと、子どもって案外ちゃんと賢くて、勝手に自分なりに考えて乗り越えて成長して育つよねってこと。いろんなケースがあるし一概には言えないけど、大人がいろいろややこしくしてることって結構あるなって思った。大人が介入する必要ってあんまないことが多いかもしれない。子どもはすごく純粋だけど、大人は時に憶測で話を進める。子どもと大人で見えてる世界が全然違うんだなってことをすごく感じた。いい作品だった。
