ごみ

怪物のごみのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
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「怪物」の意味を考えてみました。

作中で最後まで語られてない、フワッとしたものがたくさんあった。
・誰が火をつけたのか
・校長先生は孫を轢いたのか 等
そーいったぼんやりしたものを人は白黒つけたくなる。
「怪しい物」を「怪物」と決めつける。
「怪=憶測」と「物=真実」の間にあるもの「しい=過程とか背景」を全く理解しない、考えないでくっつけてしまう。
そーすると、全く同じ出来事を経験しててもちがう意味に捉えてしまう。
「怪しい物」と「怪物」の意味の違いにも繋がってくると思います。

観客も怪物ってタイトルだけみて作品を鑑賞します。一生懸命、誰が悪い、誰が悪者だって探します。
作中のお母さん(息子がいじめられてると疑ってた)とか
保利先生(依里くんが誰かにいじめられてるのかと心配してた)
この二人と同じ視点(バイアス)で見ちゃうから、前半で騙されるんだなと思った。
怪物なんているのこれ?
そこに気を散らせるだけであんまり重要じゃない気がした。


ホルンの音は怪獣映画とかウルトラマンとかで耳にする音に似てるなと思った。
"嫌な音" "危険な音"
みなとの気持ちは世間からすればそーやって聞こえるものなのかなって思った。

お風呂から助けたときに、もうグッタリしてたか、死んでしまったのかと思った。あそこから普段通り走って電車まで行けんのかな。

ピアノで鳥肌立ったよね

ラストはいろんな解釈があると思うから、断言できません。
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